調査レポート 案件008住宅の購入・修繕重要度 2:比較が必要

住宅ローンは金利だけでなく、手数料・保証料・保険・金利上昇時の返済額で比べる

不動産会社や銀行から提案される住宅ローンについて、金利以外にかかる費用と、変動金利の仕組み、セットで勧められる保険を確認する方法を整理します。

更新
公開
2026年10月22日
情報確認日
執筆
黒サギ(調査担当)
確認
確認者のレビュー待ち
読了目安
約3分

結論まずここだけ読めば大丈夫です

すぐ契約してよいか
不動産会社に紹介されたローンだけで決めない。複数の金融機関で、金利以外の費用も含めた総額を比べます。
比較が必要か
必要です。事務手数料・保証料・団信の上乗せ金利を含めて比べます。
必要な人
住宅の購入を決めていて、返済期間全体の支払額を把握したい人。
不要な人
購入するかどうかをまだ決めていない人(先に賃貸と購入の比較を)。
最低限確認すべきこと
  • 事務手数料と保証料(定額型か、借入額に対する割合か)
  • 団体信用生命保険の特約による金利の上乗せ
  • 変動金利の場合、金利が上がったときの返済額
  • 火災保険を自分で選べるか
目次

どんな人が困りやすいか

物件を決めた直後に、不動産会社から提携ローンの申込書を渡された人です。物件の契約と同じ日に、ローンの手続きや保険の加入まで進むことが多く、比べる時間がありません。

仕組み

住宅ローンの負担は金利だけでは決まりません。金利が低く見えても、事務手数料が高い、保証料が金利に上乗せされている、団体信用生命保険の特約で金利が上乗せされている、といった場合があります。

料金の内訳

支払総額 =
  1. 事務手数料定額型と、借入額に対する割合で決まる型がある
  2. 保証料一括前払い型と、金利に上乗せする型がある。保証料なしの代わりに事務手数料が高い場合も
  3. 利息金利と返済期間で決まる。変動金利は将来変わる
  4. 団体信用生命保険の上乗せがん保障などの特約で金利が上乗せされることがある
  5. 火災保険・地震保険加入が条件の場合でも、保険会社を選べることが多い
  6. 繰上返済・条件変更の手数料金融機関や方法によって異なる

住宅費比較シミュレーターで、金利を変えながら返済額と総額を確認できます。

注意すべきポイント

  • 金利だけを示し、事務手数料・保証料を含めた比較を示さない
  • 提携ローン以外を検討すると、物件の契約に不利になるかのように説明する
  • 火災保険や団信の特約を、選べないものとして説明する
  • 変動金利の返済額を、今の金利のまま計算した数字だけで示す

良心的な事業者の見分け方

  • 複数の金融機関の比較を示す、または自分で比べることを勧める
  • 金利が上がった場合の返済額も示す
  • 保険や特約は任意であることを説明する

契約前チェックリスト

契約や支払いの前に、ひとつずつ確認してください。

0 / 7 項目を確認済み

チェックはこの端末のブラウザにだけ保存され、運営者には送信されません。

代替手段

  • 不動産会社の提携ローン以外の金融機関にも申し込んで比べる
  • 借入額を減らす(物件価格・頭金を見直す)
  • 購入の時期を見直し、まず賃貸と購入の総額を比べる

困った場合の相談先

  • 金融サービス利用者相談室

    金融庁

    0570-016811(IP電話等からは 03-5251-6811)

    受付:平日 10:00〜17:00

    預金・保険・投資・貸金などの金融サービスに関する相談・情報提供。

    情報確認日:2026-10-22

  • 全国銀行協会 相談室

    一般社団法人 全国銀行協会

    銀行の取引・勧誘に関する相談や苦情、紛争解決(ADR)。

    電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。

  • 消費者ホットライン

    消費者庁(最寄りの消費生活センター等につながる)

    188

    契約・購入のトラブル全般。どこに相談すればよいか分からないときの最初の窓口。

    電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。

情報源

  1. 行政機関金融庁 金融サービス利用者相談室 確認日 2026年10月22日

誤りや古くなった情報を見つけた場合は、情報提供フォームからお知らせください。確認のうえ更新日を表示して修正します。

関連する調査レポート