結論まずここだけ読めば大丈夫です
- すぐ契約してよいか
- その場では契約しない。家賃収入から全ての費用とローン返済を引いた毎月の収支を、自分で計算してから判断します。
- 比較が必要か
- 必要です。同じ地域の中古物件の価格や家賃、他の資産形成の方法と比べます。
- 必要な人
- 不動産の価格・家賃・空室・修繕の見通しを自分で調べられ、赤字や空室が続いても生活に影響しない資金がある人。
- 不要な人
- 「節税になる」「年金代わりになる」という説明だけで判断しようとしている人、ローンの返済を給与から補う必要がある人。
- 最低限確認すべきこと
- 表面利回りではなく、費用を引いた実質利回りと毎月の収支
- 管理費・修繕積立金の将来の値上げの見通し
- 家賃保証(サブリース)の家賃見直し・解約の条件
- 売却するときの想定価格(購入価格との差)
当カテゴリーの記事は、特定の物件や投資の購入・売却を勧める、または勧めないものではありません。
目次
どんな人が困りやすいか
会社員や公務員など、収入が安定していて住宅ローン以外の借入れがない人が勧誘を受けやすい傾向があります。勤務先への電話、SNSや婚活アプリで知り合った人の紹介、街頭アンケートなどがきっかけになります。
仕組み
投資用マンションの収益は、家賃収入から、ローン返済・管理費・修繕積立金・税金・空室などの費用を引いた残りです。勧誘では、物件価格に対する年間家賃の割合(表面利回り)や、「月々数千円の負担で持てる」という説明が示されることがあります。
「節税」「保険代わり」の説明
- 節税:不動産所得が赤字になると、給与所得と損益通算して所得税が減る場合があります。ただし、赤字は手元のお金が減っていることでもあります。減価償却やローン利息が減る数年後には効果が小さくなることがあります。
- 保険代わり:ローンに付く団体信用生命保険により、死亡時などにローン残高がなくなる仕組みです。すでに加入している生命保険と重なっていないか、保障を得るための費用として妥当かを比べる必要があります。
料金の内訳
- 購入時の諸費用登記費用・ローン手数料・不動産取得税など。物件価格とは別にかかる
- ローン返済(元金+利息)金利が上がった場合の返済額も確認
- 管理費・修繕積立金区分マンションでは毎月かかり、将来上がることがある
- 賃貸管理手数料・サブリース手数料家賃から差し引かれる
- 固定資産税・都市計画税毎年かかる
- 空室期間・入居者募集費用家賃が入らない期間と、広告料など
- 室内の修繕・設備交換費給湯器やエアコンなどの交換、退去後の原状回復
不動産投資の収支シミュレーターで、表面利回り・実質利回り・毎月の収支を計算できます。
注意すべきポイント
- 「必ずもうかる」「損はしない」など、断定的な説明
- 長時間・深夜の勧誘、断っても続く電話や訪問
- 収入や自己資金について、事実と異なる内容をローンの申込書に書くよう求める
- 家賃保証があるので空室の心配はない、と家賃見直しの条件を説明しない
- 「今日決めないと他の人に売れてしまう」と急がせる
良心的な事業者の見分け方
- 空室・金利上昇・修繕費の増加を含めた収支のシミュレーションを示す
- 売却時の想定価格と、その根拠を示す
- 家賃保証の見直し・解約の条件を、契約前に書面で説明する
- 「購入しない」という判断を尊重する
契約前チェックリスト
契約や支払いの前に、ひとつずつ確認してください。
チェックはこの端末のブラウザにだけ保存され、運営者には送信されません。
代替手段
- 購入しない。資産形成の方法は不動産以外にもある
- 不動産会社以外の、利害関係のない専門家に収支計画を見てもらう
- 投資するとしても、価格の妥当性を中古物件の取引価格と比べて確かめる
困った場合の相談先
消費者ホットライン
消費者庁(最寄りの消費生活センター等につながる)契約・購入のトラブル全般。どこに相談すればよいか分からないときの最初の窓口。
電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。
都道府県の不動産取引・賃貸住宅の相談窓口
各都道府県(宅地建物取引業の担当課など)不動産会社(宅地建物取引業者)の対応、賃貸の契約・退去精算の相談。お住まいの都道府県名と「宅建業 相談」で探せます。
電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。
警察相談専用電話
各都道府県警察脅されている、帰ってくれないなど、身の安全に関わる不安があるとき。緊急時は110番。
電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。
不動産適正取引推進機構(RETIO)
一般財団法人 不動産適正取引推進機構不動産取引のトラブル事例・判例の検索、相談。
電話番号・受付時間は公式サイトで最新情報をご確認ください。
情報源
- 国民生活センター国民生活センター「20歳代に増える投資用マンションの強引な勧誘に注意!」(2019年3月28日公表) 確認日 2026年10月22日
- 国民生活センター国民生活センター 消費者トラブルFAQ「投資用マンション」 確認日:記事の情報確認日を参照
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